REIT(Real Estate Investment Trust = 不動産投資信託)とは、投資家から集めた資金を使ってマンションやオフィスビル、商業施設などを取得し、そこから得られる賃貸収入を配当として投資家に支払う不動産投資信託のことである。アメリカでは40年以上の歴史を持つが、日本では平成12年の投資信託法の改正(「特定目的会社による特定資産の流動化に関する法律」の一部改正)によって実現可能となった。J‐REITの登場である。REITは、株式と同様に証券市場に上場され一般の人でも簡単に購入できる上場REIT(以下、J‐REIT=日本版不動産投資信託)と、それとは別に少数の大口投資家から資金を集めて運営する「私募ファンド」と呼ばれる非公開のREITがある。J‐REITには日本ビルファンド投資法人(三井不動産系)、ジャパンリァルエステイト投資法人(三菱地所系)、野村不動産オフィスファンド投資法人といった不動産投資法人の不動産投信(投資口)がある。発足以来、J‐REITは人気を集め、ブームになった。書店では「J‐REITでラクラク配当生活」「不動産投信の買い方、選び方』「基礎から学ぶ不動産投資信託』などのJREITの本が数多く売られている。前回のバブル時に不動産を使った節税本が数多く売られたときと似た様相となっている。